イライラが止まらない原因は「〇〇」!怒りを和らげる方法。

アダルトチルドレン

こんにちは、心理カウンセラーの角田元輝です。

今回は、多くの方が悩んでいるであろう「イライラ」について、その原因と対処法をお話ししていきたいと思います。

「どうしてもイライラが止まらない」「怒りが抑えられない」と感じるとき、その背後には何があると思いますか?

「相手に対する怒り?」それとも単に、「自分にムカついている?」

実はこれ、どちらも違うんです。

結論から言うと、イライラの原因は、「悲しみ」になります。

「え、悲しみ?全然ピンとこないんだけど…」そう思われる方もいるかもしれません。

実際、私自身も心理学を学び始めた頃は同じように感じました。しかし、「怒り」が湧き上がる仕組みを理解していくうちに、その正体が悲しみだということがわかってきたのです。

この記事ではイライラの原因とその向き合い方について、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。怒りの正体が「悲しみ」だと言うことわかると、対処の仕方がより的確になると思います。ぜひご参照くださいね。


怒りの裏側に隠れた「悲しみ」

私たちの感情には階層構造があります。実は、その一番上にあるのが「怒り」で、その下には「悲しみ」や「怖さ」といった感情が隠れているのです。

たとえば、何かにカッとなってしまったとき。その段階では、「怒り」だけが強く放出されているので、本人は「自分は怒っている」と認識することになります。でも、その奥底には、「悲しみ」が隠れていることがほとんどです。でもそこで、怒っている本人に「あなたは本当は悲しいのですよ。」と伝えても、その時はまともに取り合ってくれないでしょう。むしろ、余計に怒られると思います。

なので、時間が経って、少し冷静になってからその怒りを紐解いていくと、本人も自覚できるレベルで「ああ、自分は悲しかったんだ…」と気づけることになるのです。特に、過去に悲しい経験をたくさんしてきた人の場合、心の中の「悲しみのバケツ」がすでにいっぱいになっています。これ以上、体内に悲しみを抱え込む受け皿がないため、怒りが爆発しやすい状態にあります。


一体、何に対して悲しんでいるの?

では一体、何がそんなに悲しいのでしょうか?

ときどき、街中で、店員さんにキレているご老人を見たことはありませんか?以前、僕が見かけたその方が、こんなふうに怒っていたんです。

「なんで俺の言うことがわからないんだ!」 「なんでこんなにないがしろにされなきゃいけないんだ!」

様子から察するに、お互いのコミュニケーションの不一致で、店員さんと言い合いに発展していたのだと思います。この時、僕が注目したのが先ほどのご老人の発言。まさにここに、「何が一体悲しいのか?」の答えがありました。

簡単に紐解いてみましょう。先ほどの発言を、「怒り」→「悲しみ」に言い換えてみます。

(怒り)「なんで俺の言うことがわからないんだ!」→「どうして俺のことをわかってくれないの?」(悲しみ)

(怒り)「なんでこんなにないがしろにされなきゃいけないんだ!」→「どうして俺を雑に扱うんだよ」(悲しみ)

これ、わかりますか?実は、どちらの怒りも、「自分を理解してもらえない悲しさ」から生じているんです。

実は人は、幼少期などに、自分の悲しみに寄り添ってもらった経験が少ないと、悲しみの処理の仕方がわからなくなってしまいます。そして無意識のうちに、悲しみを「怒り」へと変換して放出してしまうのです。


なぜ幼少期の経験が影響するの?

人間は、幼少期に、自分の悲しみに寄り添ってもらう経験が少ないと、それを「悲しい」と自分自身で認識することができなくなります。その結果、怒りが湧きやすくなり、周囲に暴力でぶつけてしまうのです。特に、子供の頃に、「男の子だから泣くな」とか「弱みを見せるな」といった「強くあれ」という価値観を押し付けられて育つと、この傾向が生まれやすくなります。

この影響で、悲しみを感じないようにフタをしてしまうと、気づかないところで「無視された感情」が溜まり続けます。そして、大人になってから悲しい経験をすると、すでにいっぱいだった悲しみのタンクから溢れた分が、怒りとなって噴き出してくるのです。

さて、ここまで怒りの原因のお話をしてきました。ここからは「どうすれば怒りを消せるのか」、その具体的な対処法をお伝えしていきますね。


イライラを感じたときにやるべきこと

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?

怒りがグツグツと湧いてきたら、まずは相手に怒りをぶつけるのをグッと堪えて、自分自身にこう問いかけてみてください。

「一体、自分は何が悲しいんだろう?」

たとえば、仕事で上司に叱られて怒りが湧いてきたとします。最初は、「なんであの人はあんなに理不尽なんだ!」とイライラするかもしれません。ただ、一旦冷静になるのを待って、じっくり感情を掘り下げてみましょう。

「どうして自分は悲しいの?」

最初はあまりピンとこないかもしれません。でも、それでいいんです。何度も何度も問いかけていくことで、ふとした瞬間に、深い本音みたいなものが見えてきます。

もしも、この状況だったら、以下のような気持ちが見えてくるかもしれませんね。

「自分はないがしろにされていると感じたのかもしれない。」

「自分の頑張りを認めてもらえなくて悲しいのかもしれない。」

「もっと自分を理解してほしいと思っているのかもしれない。」など。

これはあくまでも例です。皆さんなりのパターンがあると思っています。こんな風に怒りの原因を少しずつ紐解いていくと、悲しみの原因が見えてきて、イライラに直接アプローチする事ができます。

それと、リラックスすることが重要です。緊張した状態では、感情を掘り下げるのは難しいです。なるべくひとりになれる時間を作って、ぼんやりと「自分は何が悲しかったのかな?」と考えてみてください。このとき、頭で考えすぎずに、心に浮かんでくる言葉をそのまま感じ取るように意識してみてくださいね。


世の中のアンガーマネジメントについて

世の中には、怒りを抑えるためのアンガーマネジメントに関する書籍や動画がたくさんありますが、それらは怒りの根本原因を解決するものではありません。一時的な対処法として役立つかもしれませんが汗。ここまで読んでくださった方には、いちいち言う必要はないと思いますが、やっぱり根本解決には悲しみへのアプローチが不可欠です!


まとめ

イライラの原因は、その奥底にある「悲しみ」。そして、その悲しみは「自分を分かってほしい」という感情から来ています。

実は、私自身も以前はすごくイライラしやすい性格でした。学生時代には、些細なことで怒りを感じて、ベッドを叩いてしまうことも少なくありませんでした。でも、その背景にはやはり、自分が周囲に理解されなかった悲しみがあり、少しずつ掘り下げていくうちに、その怒りが和らいでいきました。他にも、適当なルールを守らない人を見るとイライラしていましたが、その裏には「自分が一生懸命ルールを守っているのに、認めてもらえない悲しみ」があったことに気付きました。こういった気付きから、怒りを手放せるようになったんです。

イライラが止まらないと感じたときは、まずは、自分自身に「何が悲しいのかな?」と問いかけてみてください。そして、ぼーっとリラックスしながら、心に浮かんでくる言葉を拾い上げてみましょう。

少しずつ自分の感情と向き合うことで、ある日、怒りの本当の原因が見えてくるかもしれません。

今回は以上です。ここまでご拝読いただきありがとうございました。

それではまた!

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