仕方なくウソをついてしまう方へ。

アダルトチルドレン

私はもともと、本心を言うのが苦手でした。他人に気を使いすぎて、自分の気持ちを隠すことが多かったんです。いつも相手の顔色を伺い、つかなくてもいいような嘘をついてしまう。幼稚園の頃からお決まりの流れでした。最初の頃は、心がモヤモヤして、罪悪感を感じたと思います。しかしいつの間にか、それを感じなくなっていきました。「もし、考えを言ったら否定されるかもしれない」そういった怖さや、考えへの自信のなさが、ウソをつく原動力になっていました。生きづらさを感じていた当時は、視野が狭かったこともあり、ウソをつくメリット・デメリットで考える側面もありました。(一応ですが、今は他人にも驚かれるほどの正直者です!!)

一見、ウソをつくだけでは、自分には何もマイナスがないように思われるかもしれません。しかし実際、心にはしっかりダメージが入っているのです。脳は自分が嘘をついていることを理解しています。だから何も感じていないようで、心は傷ついていくのです。また、ウソをつくことは、自分への裏切りとも言えると思います。なぜなら、一番大切なはずの自分の本心を抑えて、他人に合わせてしまうからです。これはいうなれば、自分の気持ちを自分で殺している状態に近く、心のエネルギーがどんどん無くなっていってしまいます。そして、ありのままの状態からも遠ざかって、自己肯定感も下がってしまいます。そうなると、怖いですよね。「ウソがヤバいのはわかったよ。でも、一体どうすればいいんだよ。」そんな声が聞こえてくる気がするので、お答えします。

まず、全てのウソをやめると反動が大きいと思うので、少しづつ変えていくのがいいと思います。シンプルで効果的なのは、ウソをつく回数を徐々に減らしていくことです。イメージとしては、「今日は会社で1回だけ本音を出せた。明日は2回頑張ってみよう」という感じ。小さなことから始めてみてください。これを続けることで、「ウソをつくモチベーション」そのものが下がっていきます。逆を言えば、「本音を優先したい気持ち」が増えていくのです。そしてある臨界点を超えると、「もう別に断ってもいいや」と心から思えるようになります。こうなれば、強いです。まさにご自身の本音を大事にできている状態。とてもいい兆候です。こうした少しのテクニックや意識の変化は、後々、生きづらさにいい影響を及ぼしたりもします。波の波紋がだんだんと大きくなるようにです。ぜひお試しくださいね。

なにか気になることがあれば、ぜひコメントしてください。それでは!

コメント