人の目を見るのが苦手な方へ。

HSP

僕は人の目を見るのが怖いです。「何をいっているの?」と思われるかもしれません。

正確には、人の目を3秒以上見つめる苦手です。会話の最中に無意識に「自分の目線」を意識してしまい、目のやりどころが分からなくなることがあります。相手と目が合うと自分の弱さを悟られたような恥ずかしさや、「自分の目線が変だと思われるかも」という怖さを感じるのです。専門的には「正視恐怖症」という風に呼ばれています。

思えば、中学・高校時代は、常にこの症状との戦いでした。毎日、目線の違和感を悟られぬように、やり過ごすように生きていました。どうにか良くなってくれないかと、ネットで心理学などを調べましたが、考えれば考えるほど症状は重くなっていきました。結局、卒業までに数人の友達と気まずくなってしまい、耐えられず距離を置きました。

「でもそれって、そんなに苦しいことなの?」そう思われた方もいるかもしれません。

症状についてより詳しく申し上げると、会話の途中、いきなり自分の目線を逸らすタイミングが分からなくなってパニックに陥ります。そして相手も、だんだん目線の違和感に気づき始めて、お互いにそらすタイミングがわからなくなり、両者がストレスを感じるという仕組み。これのしんどいところは、相手にも違和感が伝わるということ。お互いが、「自分がおかしいのかな?」と思ってしまい、何も言い出せないまま気まずくなります。この状態までいってしまうと修復は難しいです。自分だけでなく相手の目線の違和感も絡んでくるので、対処は複雑になります。ですから素早く対処したいところなのです。

実際に自分だけ違和感を感じている段階なら、少しの工夫で対処が可能です。僕は8年間この症状に苦しめられていたので、自分なりに対処法がわかってきました。それは「相手の口を見ること。」

「それ、目見てないのバレないの?」と心配になった方。大丈夫です。相手からすれば、口を見られても目を見られても、同じところを見られているように感じます。これは何度も友人相手に実験したので間違いありません。さらに顔の距離が近くても、遠くても問題ありません。

私はこの方法で、目を見る苦しさをかなり抑えられるようになりました。ですが今でも、ふとした瞬間に発動することがあります。ストレスが溜まって目のやり場をに忘れた時など。その時も同様で、すぐさま相手の口元に目線を移します。相手が違和感に気づく前に対処することができれば問題ありません。相手がストレスを感じる前に対処可能です。「あ、やばい」と思ってからでも全然間に合いますので焦らなくても大丈夫です。簡単なのでぜひ試してみてくださいね。本当に使えますよ。

今回は以上です。なかなか共有するのは難しい感覚だと思いますが、伝われば幸いです。

ありがとうございました。

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